療養日記メモ

療養日記などを書いていきます。

【転載】腹巻って身体にいいの?

転載元

https://plaza.rakuten.co.jp/toushutsuan/10005/

 

先日、お腹はあまり温めるところじゃないんだよ
ということをお話しましたけれども
今日もそのお話をしようと思います。


おなかは温めるところじゃ本当は無いんだよということを知る前は
ボクも何年も腹巻をしていました。
それこそ身体を冷やしちゃいけない イコール おなかを冷やしちゃいけない
と思っていたからです。

誤解があるといけないのでもう一度言わせてもらえば
本当に冷え冷えのおなかになっている人は
何らかのお手当ては必要と思いますから温めることも必要な場合もありますよ。

人それぞれですからね。

アレルギー、代謝、体液の環流、免疫系の働き、などなどから考えても
おなかというのはとても大切なところだということには間違いが無いので
暖かくして働きが良くないといけないだろうという事で腹巻だろうと(笑)
短絡的に考えたわけです。

そして実際に遠赤外線効果のあると謳われている腹巻を買って帰り試着してみまし
た。
するとどうでしょう。

当時ボクはウエストが75cmくらいだったと思います。
サイズ的に見たらMで十分だったはずです。

当然普通、サイズを見て買いますから M を買いましたが
最近の腹巻って、伸び縮みのするループ状(二つ折りのワッカになったやつ)
がポピュラーで他の形なんて見たことないんですが
身体に通してスポッと着けてみると、なんかいきなり苦しいんです!

でもまぁ靴でも何でも最初の馴染むまでは
そんなものかもしれないなと思いもう少し着けたままにしていました。

・・・するとどうでしょう。

今度は肋骨の下あたり、背中が痛くなってきて、肩もこってきました。
どうにもならず苦しいだけなので
どうやらこの伸縮力からするとボクには合わない様だということで返品し
今度は L サイズ。

ところがまさかと思いましたがこれも同じようにキツイ!
おいおい・・・と思いながら
カミさんの妊娠時代の腹帯を貸せてもらったところ、すこぶる良い!

なんじゃこりゃ!!!
結局ボクにぴったりだったのは LL サイズだったのです。
エスト75cmですよ!


多分決してボクだけが特別なのでなく(そう信じたい 笑)
これは皆さんに言えることだと思うんです。

とってもいい経験をさせてもらいました。
本来動くはずの所へはあまり制限をかけない方が良いということですね。

「温める」という錦の御旗の元に(大袈裟でしょうか 笑)
おなかに巻物をして、結局本来動く可動域に制限をかけてしまっているんですね。

横隔膜・胸隔、それに連動した身体全体のしなやかな動きを
断ち切る働きをしてしまっているんです。

以前深呼吸の大切さをお話しましたけれども
(最近は表紙のページ一覧の下のほうに「腹式呼吸の威力!」として載っています。
良かったら読んでみてくださいね)
深い呼吸ができない。
そして体液のスムーズな還流が妨げられる。
・・・当然からだの末端の血流が悪くなる。

身体を温めるはずのものが
反対に身体を冷やすことにつながっているなんて考えたら
なんか笑っちゃいますよね。

その当時は LL サイズなら楽だから暖めましょうとやっていましたが
おなかは温めるものじゃないと知ってからは止めちゃいました。

さらに、胸隔が十分に拡がりたくても拡がらないんですから
肺呼吸がしにくくなり
結局肩で息をしないといけなくなる。

本来使わなくてもいい筋肉で呼吸をするんですから
筋肉だってオーバーワークです。

当然肩のこりだって出てきます。
当たり前ですよね。

あごの方にまで影響しちゃいます。
クワバラ クワバラ。。。

・・・腹巻した方が調子良いという方は
本当に2~3サイズ大き目を考えるくらい
もしくははなから腹帯が良いんじゃないでしょうか?

結局これは女性に多いボディスーツ、ガードルなどにも言えることですよね。

真剣に考えて着用した方が良いですよ。

なんてったって、身体を覆っている面積はもっと多いんですから。

ガードルはお尻・お腹をパチッと引き締めてくれます。
暖かいし気持ちいいということでよく穿かれていますが
いつもそういうものでパチッとさせていると
身体は締まって楽だというのも実感できるかもしれません。

でも、本来働かないといけない筋肉さんたちは
もう働かなくって良いということになるとドンドン衰えます。

筋肉というのはそれぞれに関連臓器とか器官があって
筋肉が弱れば臓器に負担が着たり、
反対に臓器が弱れば筋肉に負担が来たりするんです。

お尻周りは「生殖器系」に関係します。
おなか周りは「小腸経」という経絡に関連する筋肉です。

こういったところも働きを鈍らせる元になってしまうということですね。


ボディスーツになると体幹全体ですから本当に負担が来るのがわかりますよね。
何十年と着用している人でピンピンしている人っているんでしょうか?

同じように腰が悪いからといって骨盤ベルトとかコルセットを
ずっとつけっぱなしの人がおられますが
これも同じことですよね。

ただし、こういう方たちの場合
本当にしていないととんでもないことになることもあるので
やはり診てもらうべきところは保全をしながら。
そして自分でできる身体のケアを日々していくことが一番大切になってくると思います。
そして少しずつ仕事のときだけとか
・・・そういったふうにコルセットなどを使うのを減らしていけるようにしたいものですね。